最適なlanケーブル選びのために

自宅や社内でLAN環境を構築する予定があるなら、まずプロバイダと回線を選び、その後適合するルーターやパソコン機器を選んでいくのが通常ですが、合わせてlanケーブルも複数の選択肢があることを意識しておきましょう。

速度に関わるlanケーブルのカテゴリーは、これから環境構築するのであれば最低でも光回線に対応したCAT5eにしましょう。今後普及が予想される5Gbpsを超えるような大容量回線を将来的にでも利用する可能性があるなら最初から最速のCAT7にしておくのが最適となるケースもあるでしょう。

lanケーブルの選択の際はカテゴリばかりでなく、利用環境に最適な素材、形状についても考えておかねばなりません。配線内部がシールドで保護され、ノイズに強いSTPケーブルや、lanケーブルで電力まで供給できるPoEケーブルを利用するかどうかは最初に決めておくべきでしょう。

ケーブル形状としては通常の断面が丸いケーブルのほか、非常に薄くてカーペットの下などを通しやすいシート状のケーブルや、狭く曲がりくねったスペースへの接地に適した高屈曲ケーブルがあることも知っておくと良いでしょう。

市販のケーブルは多くが取り回しがしやすい撚り線タイプですが、通信速度を上げたい場合は単線タイプを使うことも可能です。単線タイプは固くて曲げての利用が難しい欠点はありますが、使いどころ次第では効果を発揮します。

このように、自分の環境に最適なlanケーブルを選ぶときは、カテゴリ以外にもたくさん考慮すべき項目がありますので、環境構築前に販売業者やショップに相談すればよりよい選択ができることでしょう。

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