lanケーブルの伝送帯域(MHz)と通信速度の関係

パソコンやテレビをインターネットに接続する場合に絶対に欠かせない存在がlanケーブルです。

家電量販店から100円ショップに至るまで多くのお店で販売されていますが、同じ長さの製品でも性能と値段に大きな違いがあります。lanケーブルの性能とは、通信を行う際の速度です。

インターネットに接続する場合には、Webサイトや動画などのデータが電気的な信号に変換されてからパソコンなどの端末と送受信します。データを転送する際は0と1のデジタル信号に変換されますが、短時間で多くのデータを送受信するためには高い周波数で信号を送る必要があります。

データを転送する際の周波数のことを伝送帯域と呼び、単位にはMHzが使用されます。インターネットの通信速度を決める伝送帯域にはいくつかの規格があり、同じ時間でも周波数が高い方がより多くの情報を送受信することができます。

lanケーブルは規格ごとに信号を送受信することができる伝送帯帯域(MHz)の上限があり、これが性能ということになります。現在販売されているlanケーブルの性能は伝送帯域が遅い順にCAT5~7eまでがあり、数字が大きくなるほど値段が高くなります。

最も遅いCAT5の伝送帯域は100MHz(100Mbps)ですが、CAT7であれば600MHz(10Gbps)に対応しています。もしも1GMbpsの光回線を設置して高性能のLANカードを搭載するパソコンでインターネットに接続する場合に、値段の安いCAT5のlanケーブルで接続をすると100Mbps以下の速度しか出ません。回線速度や機器の性能に対応したCATの製品を選択する必要があります。

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