結束バンドは、馴染み深い商品ですが意外に規格があることや何で作られているかを知らないものです。

ナイロン66は、最もよく使われてきた結束バンドで誰もが知っているものです。結束バンドは、樹脂の柔軟性を活かした締め付けやすさや耐久性が高いため、従来紐で縛っていた配線などの束をこれを使えば簡単にまとめることができるので普及しました。結束バンドで使用される材質は、最もポピュラーなのがナイロン66という材質になります。

他にも46ナイロンや9Tナイロン・フッソ樹脂・ポリプロピレンなどの材質が使われています。材質だけでなく、サイズや形状もさまざまで使用環境に合わせた製品の選定ができるようになっているのです。よく問題にされるのが、結束バンドの耐候性による寿命で、外的要因として結束する対象の直径・荷重の負荷・振動の大きさや化学薬品・日光への露出度合い。湿度などがあげられます。耐候性においてはナイロン66は、優れているとは言えず一般的には7年から8年と言われています。

最近は強度の高い素材を使ったものがたくさん販売されています。耐候性は落ちますが家庭での工作や配線を束ねるとき今でも安いのでもっともよく利用するのがナイロン66になります。屋外で使用する場合は、9Tナイロンなどが耐候性から用いられています。使い方では、狭い場所では押し込み型が使われたり様々な用途に合わせた工夫をこらしたものが販売されて活躍しています。