「結束バンド」は、その名の通り複数あるものを結束させてまとめるためのバンドです。

昔から使われている用途としては、配線ケーブルをまとめたり固定することに使われてきました。電気や電装工事は何種類もの配線ケーブルを使用します。一本でも間違った配線を行い、回路を組んでしまうと機器の故障や重大な事故を起こす可能性のある工事です。

配線ケーブルには赤や青・緑などの色の付いた被覆を施して区別しやすいようになっていますが、更に結束バンドでまとめ、固定することにより、系統ごとの区別が出来たり体が引っ掛かる事故なども防ぐことが出来るようになります。結束バンドは、プラスチック樹脂や金属で作られていますが、多くはプラスチック樹脂製のものが使われています。使用方法は、片方の端についているロック部にもう片方を入れて引きます。

結束バンドには溝が複数あり、ロック部で引っ掛かり止まる構造となっています。閉まる方向には進みますが広がる方向には進まない一方弁のような機能がある為、簡単に配線ーブルをまとめることが出来るのです。さらに結束バンドは工事現場のみならず、家庭内でもアイデア次第で活躍しています。

ネジのように穴が残らず、テープのように糊の跡もつかないでものを固定できる使用方法もあり大変便利です。長さによって変わりはありますが、数十本から百本単位で販売されています。コストパフォーマンスも良いことから主婦の間でも人気アイテムとなっています。