配線ダクトを使用する際には事前に配線を整理し、収納するケーブルをあらかじめ決めることが重要です。

配線ダクトが設置されたことで様々なケーブルを全てその中に収容しようと考える人が多いのですが、計画性もなくすべてのケーブルを収容してしまうとその区別をすることができなくなり新たな配線を増やすたびに毎回ダクトの整理を行わなければならず、非常に手間がかかるものとなってしまうのです。これはデータセンターなどで配線を行うケースによく似ています。データセンターではケーブルを配線するスペースが限られておりその中に複数のケーブルを配線しなければなりません。

そのため1度配線を行うと後からケーブルを交換する際にすべてのケーブルを取り出さなければならず、その収容数が非常に多い場合にはその対応に多くの時間と労力を費やしてしまうのです。この場合に計画的に配線を行い、その内容把握しておくと簡単に作業を行うことができ、作業効率を非常に高めることができます。

住宅の場合でも同様に配線ダクトの中の配線を的確に把握することで、効果的に接続を行うことができる上、場合によっては現在配線ダクトに収容されているものを再利用することも可能となります。これが発展するとあらかじめ必要な配線を配線ダクトの中に施し、状況に応じてこれを使用するといった非常に効率的な使用法を実現することが可能とすることができるのです。効果的に使用するためには、計画的な使用方法を考慮することが重要です。